紙めくりて

本と文具好きのオタクがクリア冬のコスメで右往左往するブログ

2021.06.28~07.17 全7冊、読了後の本感想走り書きと7月バレットジャーナル

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【今週のトピックス】

7月になったので、もう2021年下半期が始まった。遺憾。月8割体調不良。食欲が行方不明。

やさしい漢方入門 ねころんで読める漢方薬(今津嘉宏)

「ねころんで読める」とは言ったが、「ねころんで理解出来る」とは言ってない。

漢方の基礎知識から四診を活かしたフィジカルアセスメント、症状別漢方薬、副作用まで、漢方の知識がない医療関係者向け書籍。

ねころんで読める薄さ。寝る前にベッドでごろごろ読むのには最適。

ただ、入門書としては物足りない。漢方の総論の総論。といった印象。これ一冊では漢方の「か」の字も分からないし、フィジカルアセスメントも四診も臨床では生かせない。巻末にはよく使う漢方の一覧?情報があるが、それも情報が浅い。

ねころんで読むにはちょうどよい厚さだが、コスパと内容を考えると割高に感じる。

医学知識はある程度ある前提の書籍なので、患者が読むことを想定している書籍ではない。

イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める!物理のしくみ(川村康文監修)

学生時代に物理選択してなかったし、物理よくわからない ので手に出した。

表紙にも書いてあるように、文系な人や知識ゼロ向けの物理の書籍。一問一答形式。イラストが多くて最早絵本。空はどうして青いのか?など、身近なことだけど仕組みがわからない現象をていねいに解説している。小中学生でも読めるんじゃないかと思う。

子どもの「なんでなんで期」に一緒に読むと科学に興味持ってくれるんじゃないかな。

しらないとか、そんなのどうでもいいわよ、などばっさり切ると、子どもにも切られるのでご注意ください(※個人の考えです)

コンパクトに分かりやすく、イラストの多くて簡単にまとめてあるのでよい書籍。もっと詳しく掘りたい場合は、ここから専門内容を掘るといいのではないかなと。高校生の物理レベルだと、ちょっと簡単すぎると思うので他書で補足しないと足りない。

ナレッジエンタ読本21 妖怪を科学する!(武村政春

妖怪をこよなく愛する分子生物学者である著者が妖怪を徹底考察した本。「カッパはカメか?人間か?」など、もし妖怪が本当に存在するのであればどんな仕組みをしているのか考察している。考察されている妖怪は全部で7体。いずれも日本では古くから馴染みのある妖怪。生物学の専門家が妖怪を真面目に考えている時点で発想が面白い。本書から生物学の知識を強化するというより、読み物として面白い。

ただ、実際に解剖された妖怪はいないので、各地での伝承や古い文献を元に考察している。最終的には著者の妄想にはなってしまっているし、実際に解剖してみないと分からないがオチ。7体も読むと若干胸焼けする。アプローチは面白く、読み物としては寝る前にサクサク読めてよい。

図説 ヴィクトリア朝の子どもたち(奥田実紀・ちばかおり)

ヴィクトリア朝の子どもの暮らしを英国児童文学から引用しつつ紹介している。階級意識が強いヴィクトリア朝で子どもの世界は光と影がはっきりとしていた。本書では誕生から「大人」になるまで、上流~労働者階級の差も網羅している。

ヴィクトリア朝では「子どもは大人のミニチュア版」と考えられていて、早いと5歳で働きに出ていた。育児は乳母が行い親とは殆ど接していない。

社交界デビューについて調べても、”ハリボテ”感が強い。売春の年齢は12歳から合法で、水の汚染が強いため子どもでもビールを飲んでいた。夜泣きにアヘンを与えたり、現在との認識の差を強く感じた。華やかな側面を表現した作品が多いが、光と影が色濃くあった時代なのだと感じた。

昆虫の哲学(ジャン=マルク・ドルーアン

古代から現代まで、昆虫をめぐって人間が考えてきたことを多角的にふりかえり、生物多様性など古今東西の昆虫に着目した科学エッセイ。著者はフランスの科学史家で国立自然史博物館の教授で、在任中は後進の指導や展示の企画にあたっていた。

昆虫がなぜ一部の人の心を捉えるのだろうか?その理由を考察することが本書の目的の一つでもある。昆虫は種数が膨大で、形態や生態が多種多様。地球上の動植物を合わせた総種数175万のうち、54%にも達する95万種が昆虫。

また、社会生活をする昆虫は、共和制、王制、奴隷制度、労働といった人間社会の制度をめぐる議論とかさねられた。一見奇怪とも思える昆虫の生態と解釈、様々な論争も詳しく紹介されている。

美しい世界の文様を彫る ソープカービング(智美)

ソープカービングHow to本。

ソープカービングは、タイカービングの技法を応用し石鹸に彫刻を行うもの。元々のタイカービングとは、フルーツや野菜に美しい彫刻をほどこすタイの伝統的な文化技法。
フルーツや野菜の代わりに石鹸を使うことで、ほのかな優しい香りを空間に広げてくれるインテリアとしても楽しむことが出来る。

本書には図案つき。入り組んだ文様を彫るコツや、つまずきがちな箇所を写真で丁寧に解説されている。初心者向けの解説本として丁寧なつくりになっている。

和風な文様デザインも数多くあって、縁起のいい文様がたくさん。見ていても楽しいし、ちょっと石鹸削ってみたくなる。

ダークデータ 隠れたデータこそが最強の武器になる(デイヴィット・J・ハンド)

ダークデータは著者の造語だが、ダークデータは目には見えず記録されていないが、私たちの結論や決定、行動を大きく左右する大切な情報のことだ。 私たちは世界を正しく認識しているつもりでも、ついこれを見落としがちである。結果、不幸な結果や取り返しのつかない事態を招くことがある。本書ではダークデータとそれによって起きた結果を実際の事を踏まえ紹介している。

事例紹介が多く少し物足りない印象はあるが、データ分析を行う上で頭の片隅に置いておきたい視点ではある。

鈍器。

7月のバレットジャーナル

もう半月過ぎてるので、さらっと写真だけ載せておく。自己満足。7月の表紙は星空。

◆トラッカー

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いつも通り。無印のフリーカレンダーを使い終わってしまったので、勉強用のカレンダーは手書きしました。

◆健康記録

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ここはいつも通り。ページの順番のみ移動させている。

◆しいたけ.さん占いと基礎体温記録

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ページ順番を移動させた。占いがここに移動。裏抜けを気にして変えた。

今は占いの下に推しのイラストをコピーして貼ってある。謎の恥じらい。

◆体重記録と家計簿

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マステでページの小口に貼り付けしてインデックス代わりにしてるのだが、そろそろマステを買い足さないとマステがない。マステの主張が強い。

家計簿の各項目を最後にまとめられるようなページを作った。

◆第五人格記録

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作ってはいるけれど、最近ゲームをしていない。画面酔いしちゃって気持ち悪いんだなぁ……。メモ欄にはツイステの記録を書き出している。

あと、謎のシールを大量に貼り付けている。ぺたぺた……気分は女児。