2020.12.10 読了後の本感想
スポンサーリンク
読了後の本感想。走り書き。
ベストセラーで読み解く 現代アメリカ(渡辺由佳里)
とある女性へのDVに関する記事を読んで、丁寧な文章を書く人だなぁと思って読んでみた本。内容はタイトル通り、アメリカで売れた本とその背景をまとめた書評を紹介している。大統領や歴史、移民やセクシャリティーとジェンダー。競争社会や民主主義。
日本とは違う考え方も丁寧に解説してあるので、新聞やTVとは違うアメリカが見ることが出来ます。あと、やっぱり凄く文章が読みやすくて。日本とは違う文化も丁寧に解説してあるので、全く知識がない人でも読める。
自分が知らない本を知りたい、つまみ食いしたい。と言う人にはオススメ。
丁寧だなと思うのは、邦訳版もある書籍は邦訳版の紹介も最後に載せてくれているところ。私は気になる本が何冊かあったので探して読んでみようと思う。
結構分厚く本をひたすら紹介していくので、退屈に思う人は退屈かもしれませんし、
所々著者の政治思考が透けているなと思う部分もあります。でも、とても楽しくよく事が出来ました。知らない世界の文化に遠い国からでも触れられるのは書籍の旨みだと思うので、よい勉強になります。日本と違い、ジェンダーや人種差別。マイノリティーに対して露骨な部分もあるのだなぁと感じます。あと文章が上手い。
毒親に育てられました 母から逃げて自分を取り戻すまで(つつみ)
珍しく漫画。夜中にふと目について購入。
元々はブログ?で公開していた漫画のようです。きっと最近は需要あるんだろうな。
タイトルから想像すると、取り戻す過程が描いてあるのかな?と思って読み始めたのですが、結構壮絶な幼少期の話がメインで経過は薄め。なんか気付いたら絶縁して幸せに結婚していた。ちょいちょい挟まる専門家?のコラムが入っていて、ふーんとも思ったりもしたのですが、どうもブログなどへの誘導本立ち位置っぽいですね。なるほど?
今は毒親とかHSPとかタイトルに入ってると、それだけで回遊率増えるのかもしれません。いや、正確に測っていませんが、世間の関心度は高そうですね。
漫画としては線が綺麗で読みやすかった。
ここまで露骨なのかぁ……と思ったりしました。
ネグレクトとは書いてありますが、完全に手を上げてるから身体的虐待だし、読んでると経済的虐待も入っている。ネグレクトの定義からぶれるのではないかと思ったり。
ベッドでの軽い読書にはちょうどよかったです。