2021.1.12 読了後の本感想
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読了後の本感想。走り書き。
母が重い！ しんどい「母と娘の関係」を楽にするヒント（下園壮太）
なぜ、母に言われたあのひと言が忘れられないのか？ちょっと母が重たいな、と感じたら読む本。作者読み。母と娘の関係はカウンセラーとしても難しい話なんだろうなと感じた。特効薬ではないのだが、一つ一つ実施できれば楽になるのかもしれない。
毒親と言う単語が流行し様々な本が出版されていますが、本書では毒親に付いて深く触れてはいない。著者ならではの母と娘の関係がしんどくなりやすい理由を分析しており、分析への納得感もある。変に毒親と煽り立てたりする内容ではなく、読みやすい文体で刺激されるような内容ではないのもよいと思います。ある程度毒親に対する本を読んでいて、且つ自分のことを振り返る余力があるとき向け。体調に応じてレベル分けしており、比較的状況に応じた対応が出来るのもよいと感じた。
「女性の過去検索」や「35歳クライシス」などの話は納得感がある。
最後に自身が親になったときや親が無くなったとき、そんな時の罪悪感について触れているのもキメ細やかなだと思った。
好きになる睡眠医学 眠りのしくみと睡眠障害 第2版（内田直）
初心者向け睡眠医学の教科書。一般向けの部分もあるか？と思うのだが、ちょっと難しいかなぁ。イラストは多い部類の教科書。「好きになる」シリーズは、医療系の専門家や学生向けに編集された入門書で、解剖、生理、救急医学、漢方など様々な分野のものが刊行されている。内容としては睡眠医学を広く押えている。その中でも、概日リズム睡眠障害群にかなり触れておりジェットラグ症候群に付いてかなり詳しく載っている。シフトなどの変則勤務の人は睡眠時間の調整方法は参考になると思った。睡眠薬に付いても情報が載っていて、血中濃度など網羅的に情報が載っている。薬の内容としては広く浅く過ぎるが、ここは他書で補えば全く問題ない。よい入門書と言う印象。
