紙めくりて

本と文具好きのオタクがクリア冬のコスメで右往左往するブログ

2020.11.27 読了後の本感想

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読了後の本感想。走り書き。

第五人格、シーズン切り替え時期になったり、ノーチラス走ったり、ゲーム忙しいね。時間吸われておる~。本末転倒。

夢をかなえる人の手帳術 最新版(藤沢優月)

ゆめかな手帳って言うと名前ぐらいは聞いたことあったので、この機会に読んでみようかなと思い手に取った。私はこの人の本を読んだことがないので面白かった。手帳は書店で見るけど、実際に使ったことないので一周回って目新しい気もする。こういうこと考えて手帳書く人もいるんだな。

 本自体はかなり古いので、前向きな手帳の先駆けみたいなものだったんだろうか。今は色々と種類が販売されている。朝活手帳だとかマインドフルネス手帳だとか。そういえば、この手の手帳は大体本書と同じディスカヴァーな気がする。その辺も関係しているのだろうか。

全体的には管理する手帳ではなく自分を見つめやりたいことを見つけ出していく手帳術。バーチカル手帳を推奨するのはなんとなくわかる。私も、バーチカルが好きなのは時間が24時間でわかりやすいって所が好き。すぐ見てわかる。よい。

本書の構成はHow toぽくなく、どっちかと言うとワークのような構成。10年ぐらい前の本だけど、今読んでも面白いと思った。

夢をかなえる人の手帳術 最新版

夢をかなえる人の手帳術 最新版

  • 作者:藤沢 優月
  • 発売日: 2007/10/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
 「気分」の力で人生うまくいく!(リン・グラブホーン)

俗言う「引き寄せの法則」の本。

自分が本当に望んでいることを書き出して、それだけ考えれば願い事は叶うというやつ。結構手帳界隈にもいる。

元々どちらかと言うと女性向けの手帳術印象だったのだけれど、本書も恐らく読者層の想定は女性だと感じた。ただ、引き寄せの法則自体は男性にも使える話のはずなので、男性が読んでも困りはしないと思う。

私は引き寄せの法則自体は、勝手に信仰すればいいと思っている。自分の力じゃどうにもならないことやネガティブなことばっかり考え続けるより、その方が明確に健康にもいい。でも、これをしても幸せにならなかったときのダメージがデカい点、鬱病とか精神疾患持ちがやるにはハードルが高い点(むしろ効率的に病むまである)ので、うーんとも思う。ないものに目をやるより、すでにあるものに目を向けた方がいい、それは理解も納得も出来るのだが……。念じたり気分で病気が跳ね除けられるんなら、病気なんて呼びたくなかったわ!!って思ってしまう。一度ケチつくと関連情報完全シャットアウトしちゃう自分の性質に気付いて若干の反省を覚えた。

読んでみての所感は宗教勧誘の嵐にあった気分。

すいません、私自分の推しを信仰してるんで。間に合ってます。

本文に♪やら音符を使われると、物凄くお尻がそわそわする病にかかっているので、読んでいて叫び出しそうになった。 

「気分」の力で人生うまくいく!

「気分」の力で人生うまくいく!

 
 なぜ僕らは、こんな働き方をやめられないのか(松井博)

アメリカの大学を卒業し、日本の企業で挫折してアップルで再スタート。今は3カ国で会社を経営する経営者の知見や気付きをまとめた本。経歴だけでも強そうなのだが、なぜ日本企業は人の時間を大切にしないのか?と言う一番初めの章を見て読むことを決めた。

ほっっんとそれな。時勢で少し変わるかなと思ったら、また戻そうとしているのがとても御し難い。

知見や気付きをまとめた本だが、転職を検討している人向けの章もある。とても興味深かった。高校生のときに読みたかったやつだ……。

あまり無理せず楽に出来る仕事、ある程度好きなこと、人の役に立つこと。

これが自分の適職を判断するポイントだと高校生のときにわかっていれば、私違う分野に向かっただろうなあ。その他にも、フリーランスへの適性や職場でのアメリカ人の様子など本当に内容が多岐に渡る。まとまりがない、といってしまうと言葉は悪いが……印象はそんな感じではある。

著者が鬱病から立ち直った時の体験談は、万人がそうとは限らないかもしれない。が、心がけていることは確かになぁと思う部分があったりと、全体通してなるほどなるほど。と納得しながら読めた。ライフハックがたくさん出てくるので参考にもなる。

スマホは時間泥棒なので、私も通知は切っているんだけけれど。これが中々快適。

著者もスマホとは適度に距離を置いているようで、やっぱり突き詰めるとこうなるんだなぁ……と感じた。人の集中とか完全無視だしね。出来ればSNSツイッター)も切ればいいのだが、これがまた難しい。

体験談に基づく内容がメインなので、科学的根拠が~とか重箱の隅を突くことは出来るのだが、概ね同意しか感じないのでこれはこれでいいのかなと思う。

日本の無駄にイライラしている人は読むと首がもげるほど同意しか覚えないのだろうな。適職の話などもあるので、就活や転活している人が読んでも参考になる。でも、この人のように生きるためには日本で当たり前に皆がしていることで諦めないといけないものもあるし、ずっと気が抜けない。著者が鬱病になるのもなんとなくわかる。でも、その分無駄に浪費されているイライラの時間を他に使えるとも考えられるので、結局何が自分の人生で大切なのか?と言うところに終結するのだと感じた。面白い自己啓発本だった。

なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか
 
 図解 錬金術 F‐Files No.004(草野巧)

ハガレンにハマってた頃に一度読んだ記憶がある。図書館で見かけたのと、云年経っても相変わらずオタクだったので所要があって再度手に取った。

錬金術に付いてまとめた本。要点めっちゃまとめてくれているので、今改めて読むと「錬金術の資格本みたいだ」と情緒も何もない感想を覚えた。図解多めで読みやすい。が、内容としてはあっさり目で浅い情報が多いので、詳しく掘りたい場合は別個掘らないといけないかなと思う。完全ゼロ知識で読み始められる、初心者向けの入門書。こうやってオタクは中二病を拗らせていくんだなぁと感慨深かった。

図解 錬金術 (F‐Files No.004)

図解 錬金術 (F‐Files No.004)

  • 作者:草野 巧
  • 発売日: 2006/02/17
  • メディア: 単行本