紙めくりて

本と文具好きのオタクがクリア冬のコスメで右往左往するブログ

2021.03.29~04.04 読了後の本感想

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1ヶ月の中で数日しか体調が万全な時がないって女性の人体バグじゃないのか。デバックしてほしい。切実に

江戸の怪異と魔界を探る(飯倉義之)

ツイッターで見かけた江戸怪異特化本。江戸に関する怪異、怪談をまとめて紹介しているのが本書。好きな人は滅茶苦茶好きなテーマではある。

実は江戸城自体が四神(玄武・朱雀・青龍・白虎)に守られていた事から、当時も平安京から受け継がれる“鬼門”の概念が大切にされていた事が紹介されている。この手の話が好きな人では聞いたことのある話だろうとは思う。そのため、目新しいと思うような情報は少ないのだが、現在の地図で位置関係を提示したり、当時の浮世絵などを紹介したりと、江戸に特化して纏まった本はあまりみないのでこれ一冊で楽しめる。新しい町、都市の印象が東京江戸は強い。しかし、実際にはそれ以前の古い歴史があり、重視されていた歴史や人々の恐れもあった。そう思うと、普段何気なく通っている地名の由来だとかを改めて知ると、日常が楽しくなる。本書を読んで東京探検に行くのも楽しいしし、本書にはそういう楽しみ方用のルートを紹介されている。

江戸の怪異と魔界を探る

江戸の怪異と魔界を探る

  • 発売日: 2020/04/13
  • メディア: Kindle
 
ふっと「不安になる」がなくなる本(鴨下一郎

タイトルで手に取った本。人生には不安があって当然だが、不安がある自分は弱いのではという強迫観念がはびこっている。「私は私」と自然に言えるような気持ちを手に入れるためのヒントをまとめたのが本書。

もうなんか駄菓子のようなチープさで、ヒントフック集と言う感じ。どこかで見たことのあるような知識がたくさんある。不安を無くす魔法の方法がないことは、ある程度この手の書籍を読み漁れば確信できてしまう。よって本書にもタイトルに答えるような魔法の方法は提示されていない。積み重ねなのだろうな。難しい話だ。ちょっとした休憩時間にさっと読むには便利。

「ふっと不安になる」がなくなる本

「ふっと不安になる」がなくなる本

  • 作者:鴨下 一郎
  • 発売日: 2010/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
漢方嫁日記 体質改善編(ふかやかよこ / 深谷朋昭)

漢方に関するエッセイコミック。薬剤師の夫からの指導のもと、漢方薬局の嫁として知識を深めながら、冷え性・風邪と気候・医食同源・うつ・生理など、自らが抱える様々な健康問題の解決法をわかりやすく解説したのが本書。

漢方、というか東洋医学が馴染みないと思っていたので、知識の足がかりに手を出した。

結果、すごくわかりやすい漢方のコミックスだった。いや、タイトルを観たときから滅茶苦茶心当たりがあったのだが、読みながら「わ、私のことだーーーーー!!!!!」となった。私のことだーーーー!!!!これ一冊でいきなり漢方のプロにはなれないので、生活の見直しと漢方に詳しい専門科に相談しないとなと思った。とりあえず私はご飯を食べよう。医食同源の内容が本書では触れられている。日本人はこの辺りをおばあちゃんの知恵みたいな感じに持っている印象がある。秋茄子は嫁に食わすなとか。「○○を食べれば健康に」と聞くと胡散臭いなーと思ってしまうのだが、季節のものをまるごと食べると栄養素がたくさん摂れるよ!には納得感を覚えてしまう。不思議。もっとそういうことを意識しながら丁寧に生きていきたいなと思った。

 どうでもいいことで悩まない技術(柿木隆介)

 イライラしたり、不安になったり、緊張したり、「悩むほどではないけれど、つい気にしてしまうこと」が生活にはあふれている。本書では、その解決方法を「脳の仕組み」から考え、どのようなアクションを取るべきか解説している。

内容は目新しい内容が少ない。どこかで見たことのあるような手法が多いが、脳の働きに則した根拠が述べているのはよい点。だが、文章が回りくどくわかり難い。結論どこ!?となる。いい暇つぶしにはなるが、よし実戦してみよう!とは思えない。それが出来れたら苦労しないんだよな~みたいな。でもでもだってくんが出勤してくる。

内容がさっぱり頭に残らないので3日で存在を忘れそう。

どうでもいいことで悩まない技術

どうでもいいことで悩まない技術

 
なぜシロクマは南極にいないのか 生物進化と大陸移動説をつなぐ(デニス・マッカーシー

生物地理学の最近の功績を踏まえ、生物分布の実態を詳しくまとめた本。

まず、生物地理学が目新しく、興味深く読むことが出来た。しかし、どこが文章の山なのが全然わからない。主張したい山場、と言うかそういうのがあると思うのだが、どの文も平坦。どの章も平坦と言う感じ。とても読み難い構成をしていると思った。

翻訳は読みやすい部類だと思うのだが、著者の文章に合わせたのか、だらだら長い。後半に進むにつれてどんどん読みにくくなる。タイトルは面白そうなのにな、残念……

本当によくわかるWord Pressの教科書(赤司達彦)

このブログ、はてなから動かしたいなぁ。一から造らないとだめなんかなぁと思って、色々調べているのだが、挫折しそう。詳しい人教えて。

始めてでも「個人サイトが作れる!」という触れ込みで選んだ本書だが、カート機能だったりショッピングサイトの作り方になった辺りで、本から距離を離して半目で読み始めた。わかんねぇ……!!ごめんねアホで……

その方が売れるのかも知れないけど「この本買えばサイト全部作れますよ!」なんて無責任なことは言わないで欲しい。図はいっぱいあるので、ざっくり見たい人はいいのかな。いや、でも説明もなぁ……という中々難しい本。